永盛米粉 - 百年引き継がれた100%純粋な味わい

19世紀、曽一族は「福建泉州」より新竹客雅渓の沿岸「隙仔」に根を下ろす

今、新竹といえば、半導体大手tsmcなどのハイテック企業が本拠を構える「台湾のシリコンバレー」として知られていますが、風が非常に強く、昔から「風城」ともよばれてきました。新竹風がビーフンの乾燥に優れ、ビーフン産業を育み、最盛期の1960年代には、ビーフン作りに絶好な立地の客雅溪沿いに、百軒以上のビーフン業者が軒を連ね、新竹は台湾で随一のビーフン産地として名を馳せました。

19世紀、清の時代に、曽一族は「福建泉州」より新竹客雅渓の沿岸「隙仔」に根を下ろしました。百年前から、曽家は先祖代々から引き継がれたビーフン作りの技を生かし、新竹ビーフン産業草創期の一員として産業を支え、そして、現在「永盛米粉」の礎を築き上げました。


「いかにしてより良いビーフンをつくるか」は「永盛米粉」百年間変わらぬ課題

私どもは新竹米粉産業の草創期からビーフン作り一筋、全盛期の競争にも乗り越え、各時期のお客様のニーズと好みに合わせ、色々なビーフンを作りあげてきました。太いまたは細いもの、煮あがったまたは炊きあがったもの、お米100%またはコンスターチ入りのもの…。過去長い歳月、永盛米粉はOEMを事業の柱として発展してきました。永盛生産のビーフンは客先ブランドで、台湾のみならず、横浜の中華街を含め、世界各地に販売されてきました。長年受託生産専門で、様々なビーフンを手掛け、永盛米粉はビーフン作りの力を鍛えてきました。


「受託製造」から「純米ビーフンのトップブランド」へ

2013年、消基会(台湾の代表的な消費者団体)が市販された「袋売りビーフン」に対する抜き取り調査の結果を発表しました。調査対象の多くは、漢字の品名「米粉」のどおりに原料としてあるべきお米が不足し、全くお米のないものさえあり、表示が不適切なものばかりで、調査対象52件のうち、わずか6件の商品が純米ビーフンの規定に則していました。合格商品のなか、永盛米粉の生産したものが3件で、「聖光牌純米米粉」という自社ブランド商品を含め、合格の半数を占めました。この事件は、ビーフン産業における原料と製造技術の世代断層問題が浮上するとともに、衝撃的な結果に、メディアの取材が殺到し、「永盛米粉」にとって、廃業寸前から新工場立ち上げへの転機にもなりました。2008年、金融危機の影響で、永盛は採算の取れない大部分のOEMを中止したことと、旧工場が道路予定地に立地していたため、道路開通待ちの状態が続き、事件発生までの2013年時点では、一週間のうちほどんど一日か二日しか稼働しない、いつ閉鎖してもおかしくない町工場でした。

 

上下游 News & Market

市售米粉檢視一覽表(2)合乎國家標準者(市販ビーフン検索一覧表(2)、国家基準に合致するもの)
https://www.newsmarket.com.tw/blog/23851/

変える-純米ビーフンの純粋な味わいを伝承するために

時代がどんなに変わっても、純米ビーフンは私どもが一番あきらめたくて、あきらめられない味です。なぜなら、それは「ビーフンの極み」だからです。最も原料が単純で、コストが高く、手間がかかるが、最高に便利で、美味しい、健康なビーフンでもあります。

2018年「永盛米粉」新竹香山新工場が稼働

  • ISO22000、HACCP、「農産品生産販売履歴」の認証を取得しました。
  • 自社ブランドの「聖光牌100%純米米粉」シリーズは、台湾初の「農産品生産販売履歴」認証のあるビーフンとなりました。
  • 2020年有機加工の認定を取得し、ビーフンの本場新竹で、唯一認証を得たビーフン工場でもあります。

永盛米粉は伝統の粋を保ちつつ、新たな風を吹き込み、台湾のビーフン産業をルネサンスの新境地へと導き、厳選された本物の素材と代々引き継がれた技で、ビーフンを多様多彩な姿で食卓を彩ります。

「永盛のビーフンを食べるとはまります」と、多くのファンの支持に励まされ、私どもはこだわる原動力と継続する勇気を与えられました。それに応えるべく、「永盛米粉」は、これからもより良いビーフンに挑み続け、お客様にとって最高のビーフンをお届けいたします。